大きな音に要注意!”音響性外傷”から耳を守るために

普段あたりまえに耳にしている音楽や日常の環境音。

しかし、大きすぎる音は耳にとって大きな負担となり、ときに聞こえの健康を脅かします。
その代表例が音響性外傷です。

今回は、音響性外傷とは何か? なぜ起こるのか? さらに日常生活でできる具体的な予防策について詳しく解説します!

音楽 ヘッドフォン

音響性外傷とは?

音響性外傷(音響性難聴)とは、大きすぎる音を浴びたことで起こる耳の障害のことです。

大きな音にさらされることで起こる難聴を「騒音性難聴」あるいは「音響性難聴(音響外傷)」といいます。
騒音性難聴は主に、職場で工場の機械音や工事音などの騒音にさらされることで起こります。
一方、音響性難聴は、爆発音あるいはコンサート・ライブ会場などの大音響などにさらされるほか、ヘッドホンやイヤホンで大きな音を聞き続けることによって起こります。後者は「ヘッドホン難聴」あるいは「イヤホン難聴」と呼ばれ、近年、特に問題視されています。

(健康日本21アクション支援システム Webサイト より引用)

主な症状

  • 突然の聞こえにくさ
  • 耳の閉塞感
  • キーンとした耳鳴り

起こりやすい場面

  • コンサートやライブで大音量を浴びた
  • イヤホンやヘッドホンで、大音量の音楽を長時間聞いた
  • 補聴器を大きすぎる音で長時間使った
ライブ 音楽

若い人は特に、イヤホンやヘッドホンを長時間使われる方が多いですよね!

耳の聞こえが悪くなるのは高齢者になってから、というイメージがあるかもしれませんが、
若い人でも難聴になるリスクは十分にあります。

なぜ音響性外傷が起こるのか

耳の奥(内耳)には、音を感じ取る「有毛細胞」が並んでいます。
大きすぎる音はこの細胞を一気に振動させるため、物理的に傷つけて壊してしまうことがあります。

有毛細胞は残念ながら再生しません
そのため、一度壊れると難聴や耳鳴りといった後遺症が残ることもあります。

細胞

音響性外傷を予防するためにできること

音響性外傷は、「防ぐこと」が大切です。
日常で実践できる予防策をいくつかご紹介します。

ライブやコンサートで

  • 耳栓を持参して音の強さを軽減する
  • スピーカーの目の前など音源に近い場所を避ける
  • イベント後は静かな環境で耳を休ませる

最近はライブ用の耳栓なども売っています!

イヤホンやヘッドホンを使うとき

  • 大きすぎる音量で聞かない
  • 長時間連続で使用せず、時々休憩する

補聴器を使う方

  • 適切な補聴器の調整をしてもらう

認定補聴器専門店や、資格を持った専門スタッフがいるとより安心ですね!

もし違和感が出たら...

大きな音を浴びた後に耳の不調や違和感が続く場合は、
早めに耳鼻科へ受診しましょう。

「すぐ治るだろう」と放置してしまうのは危険です!
早期の対応が回復のカギになります。

健康的な聞こえを守るためにも、ぜひ「予防」を意識してみてください!

会話

この記事を書いた人

畠山
畠山
言語聴覚士として、聞こえについての情報を発信していきます!
本と音楽とアイドルが好きです!