補聴器の買い替え、いつにする? ベストなタイミングをご紹介!

補聴器は、一度購入すれば長く使える大切なパートナー。

お客様から、
補聴器って何年もつの?」「そろそろ買い替えた方がいいのかな?」と迷う方は少なくありません。

今回は、補聴器の寿命や買い替えのサイン、そして実際にどのようなタイミングで買い替える方が多いのかを、わかりやすくご紹介します。


補聴器の寿命はどのくらい?

補聴器の耐用年数は 約5年 とされています。

ただし、これはあくまで一般的な目安のため、きちんとお手入れをしていれば、5年以上使い続けることも可能です。
逆に、普段のお手入れが不十分であったり汗や湿気の影響で、5年未満で故障してしまう可能性もあります。

買い替えのサインをチェック!

補聴器も精密機器なので、長年使っていると少しずつ劣化していきます。
以下のようなサインが出てきたら、買い替えを検討する時期かもしれません。

1. 音が小さくなった・こもる

補聴器のマイクやレシーバー(スピーカー)が劣化すると、音が小さくなる・こもるなどの音質の変化が目立ってきます。
専門店で掃除や乾燥にかけても改善しない場合は、内部機器の故障である可能性が高いです。

2.新しい補聴器が登場したとき

補聴器の技術は年々進化しています。
近年はBluetooth機能の搭載や、AIを搭載した補聴器も登場しています。

「今の補聴器に大きな不満はないけれど、新しい機能を試してみたい」というのも、一つのいいタイミングです。

3. メーカーで修理対応が終了している

補聴器の発売から一定年数が経過すると、メーカーの修理受付が終了することがあります。
修理受付が終了すると、補聴器が壊れたときに直せなくなってしまうため、そのときは買い替えが必要になります。


もちろん長く使うのもOK

聴力が大きく変わっていない場合や、今使っている補聴器で特に不便がない場合は、無理に買い替える必要はありません。
こまめなお手入れや専門店での定期点検を受けていれば、5年以上快適に使い続けられるケースもあります。

今の補聴器を長く使うためには、専門店での掃除・点検が欠かせません。
汗をよくかき、湿気が多い夏場は1~2か月に1回、それ以外は2~3か月に1回が目安です。

また、聴力の検査や測定を定期的に受けることも大切です。
年に1回は耳鼻科、または補聴器専門店で聴力をチェックして、適切な調整を行うと安心ですね。

以前の記事で、補聴器のお手入れ方法について紹介しています!
よければチェックしてみてください!


補聴器を買い替えるときは、そして長く使うために

補聴器の買い替え時には、自分の聴力・生活環境・希望する機能に合わせて、しっかり試聴・比較検討することもポイントです。

補聴器は「管理医療機器」です。
ただの家電製品とは違い、購入後の調整や定期的なメンテナンスが欠かせません。

長く快適に使うためには、購入後のアフターケアや専門家によるサポートがとても重要です。

あいち補聴器センターでは、複数のメーカーや機種を実際に体験しながら、自分に合う補聴器を選ぶことができます。
試聴貸出は無料です。

補聴器を長く使う方も、新しく購入される方も、あいち補聴器センターがしっかりサポートします!

この記事を書いた人

畠山
畠山
言語聴覚士として、聞こえについての情報を発信していきます!
本と音楽とアイドルが好きです!