夏の補聴器、メンテナンスはどうする?
夏は補聴器にとって過酷な季節!

夏場は汗をかきやすく、耳の周りにたまった水分や皮脂が補聴器内部に入り込むことがあります。
特に耳かけ型補聴器は汗をかきやすい耳の後ろに装着するため、夏場の使用ではとても気をつけたいポイントです。
また、夏は暑さだけでなく、湿気も気になる季節。
補聴器は精密機器なので、ちょっとした汚れや湿気が故障の原因になることもあります。
そんなトラブルを未然に防ぐためにも、正しい掃除とメンテナンス方法を知っておくことが大切です。
今回は「夏の補聴器メンテナンス」について、補聴器ユーザーの皆さんに役立つ情報をたっぷりお届けします!
自宅でできる!補聴器の日常メンテナンス
毎日使うものだからこそ、自分でできるお手入れを習慣にしましょう!
① 乾いた柔らかい布で拭く
汗や皮脂は日々たまっていきます。
補聴器を外したら、メガネ拭きなどの柔らかい布でサッと全体を拭き取りましょう。
② マイク・レシーバーをチェック
マイク(音を拾う部分)やレシーバー(音を出す部分)は汗や湿気に弱いので、
汗をかいたらこまめにふき取ることがおすすめです。
また、耳に入る部分は耳垢がたまりやすく、耳垢が音の出口をふさいで音が聞こえにくくなってしまうことがあります。
専用のブラシでやさしく取り除きましょう。

※強い力で掃除すると故障の原因になります。
ご心配な方は、あいち補聴器センターやお近くの専門店にご依頼ください。
③ 乾燥ケースや乾燥剤の活用
補聴器は湿気に弱いので、就寝時や補聴器を使わないときは補聴器用乾燥ケース・乾燥器に入れて保管しましょう。
特に夏場は毎日の乾燥が重要です!
※電池式補聴器の場合は電池は乾燥ケースの外に出してください。
(電池は乾燥に弱いため、寿命が短くなります。)
④汗カバーを使う
耳かけ型補聴器には、汗カバーが販売されています。
本体に被せるだけで、補聴器に汗が直接かかるのを軽減します。
汗カバーは丸洗い可能なので、繰り返し使えます。
以下、本サイトで汗カバーをご紹介する記事です。
興味のある方はご覧ください!
プロによるメンテナンスも必要
自宅でのお手入れだけでは取りきれない汚れや湿気、劣化部品などをチェックしてくれるのが、補聴器専門店のプロによるメンテナンスです。
● 専門店でできること
- 音質・音量の調整とチェック
- 専用のバキュームで、マイクやレシーバーの掃除
- 耳あかガードやチューブの交換
- 補聴器専用の真空乾燥機で内部の湿気除去

● どれくらいの頻度で通うべき?
- 最低でも3ヶ月に1回の点検・掃除
- 夏場や汗を多くかく季節は1〜2ヶ月に1回のメンテナンスが理想
あいち補聴器センターなら安心サポート!
補聴器はただ買って終わりではありません。
むしろ、購入後の調整や定期的なメンテナンスこそが、快適な聞こえにつながる大切なステップです。

あいち補聴器センターでは、経験豊富な専門スタッフ(認定補聴器技能者・言語聴覚士)が常駐し、お客様一人一人に合わせたサポートを行っています。
また、当店ではお掃除のみならご予約なしで来ていただいて大丈夫です!
補聴器のメンテナンス・ご相談など、ぜひお気軽にご来店下さい!
この記事を書いた人

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言語聴覚士として、聞こえについての情報を発信していきます!
本と音楽とアイドルが好きです!
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