補聴器の種類をわかりやすく解説!

補聴器とひとくちに言っても、実はいろいろな種類があります。
今回は、補聴器の代表的な種類を紹介します!

補聴器

主な補聴器の形

補聴器は主に以下の形に分かれます

耳かけ型補聴器(RIC・BTE)
耳あな型補聴器(IIC・CIC・ITC・ITE)
③その他のタイプ

それぞれに特徴があり、使う人の聴力生活スタイルによって向いているタイプが異なります。
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

① 耳かけ型補聴器

耳の後ろにかけて使うタイプです。
操作が簡単で扱いやすく、適応する聴力レベルも幅広いのが特徴。

耳かけ型は、主に「RIC」「BTE」の2種類があります。

RIC

RIC
RIC

・耳かけ型の中でも小型なタイプ
・スリムな形状のため軽くて目立ちにくい
・見た目を重視する方におすすめ

BTE

BTE
BTE

・補聴器の中で一番出力が出せる
・本体が大きいため安定感がある

耳かけ型の特徴

メリット
・操作しやすい
・耳あな型に比べて耳の中の圧迫感が少なく、装着した時の違和感が少ない
・軽度〜重度難聴まで、幅広い聴力に対応

デメリット
・耳あな型よりやや目立つ
・汗の影響を受けやすい
・メガネやマスクと干渉する

① 耳あな型補聴器

耳の穴に入れるタイプです。
耳型を取って作るのでフィット感が良く、見た目も目立ちにくいのが特徴。

サイズによって、小さい順に
IIC」「CIC」「ITC(カナル)」「ITE(フルサイズ)」
と種類があります。

IIC

IIC
IIC

・耳あな型の中で最小サイズ
・横から見てもほぼ見えない。CICよりさらに奥に入る
・適応する聴力レベル:軽度~中度

CIC

CIC
CIC

・耳あな型の中でも小型
・横から見てもほぼ見えない
・適応する聴力レベル:軽度~中度

ITC(カナル)

ITC
ITC

・耳あな型の中で標準サイズ
・前から見てもほぼ見えない
・適応する聴力レベル:軽度~高度

ITE(フルサイズ)

ITE
ITE

・耳あな型の中では大きいため扱いやすく、一番出力が出せる
・前から見てもほぼ見えない
・適応する聴力レベル:軽度~重度

耳あな型の特徴

メリット
・外から見えにくい
・マスクやメガネと干渉しづらい
・耳型を取るため、耳にフィットして落ちにくい

デメリット
・小さすぎると操作がやや難しい
・耳の中にしっかりと入るため圧迫感を感じる場合がある
・高度~重度難聴の方には向かない場合も

③その他のタイプ

耳かけ型、耳あな型の他に、ポケット型補聴器があります。

ポケット型補聴器

本体を服のポケットにいれ、コードから続いている耳栓を耳に入れて使用するタイプの補聴器です。
本体が大きいため目立ちますが、操作がしやすく、紛失してしまうケースは少ないです。

あいち補聴器センターでいろんな種類を試してみませんか?

補聴器にはいろいろな種類があり、それぞれに魅力と特徴があります。
どれが合うかは人それぞれであり、大切なのは自分の耳とライフスタイルに合った補聴器を選ぶことです。
そのためには、実際に試して「これなら大丈夫」と納得してから購入するのがベスト。

あいち補聴器センターでは、様々なメーカーの補聴器を無料で試聴・貸出いただけます。

まずは気軽に相談してみてください。
あいち補聴器センターが、あなたの聞こえを全力でサポートいたします!

ぜひ、あいち補聴器センターで「ぴったりの補聴器」を見つけてくださいね!

この記事を書いた人

畠山
畠山
言語聴覚士として、聞こえについての情報を発信していきます!
本と音楽とアイドルが好きです!