補聴器の寿命ってどれくらい?
これから補聴器をご購入しようとされる方、もしくは今現在補聴器を使用されている方へ!
補聴器の寿命はどれくらいかご存知でしょうか?
当店にいらっしゃるお客様の中でも質問される方が多くいらっしゃいます。
今回は、補聴器の寿命について書かせて頂きたいと思います!
補聴器の寿命はどれくらい?


一般的な補聴器の寿命は「約5年」と言われています。
これは「自立支援法」という法律で聴覚障がい手帳をお持ちの方が補聴器購入の補助金の給付を受ける権利が5年に1回受けられることを参考にしてます。
「自立支援法」とは、見る、聞くなどに困難さがある方たちが日常生活を送る中で、必要なものの給付、サービスの提供についてまとめた法律です。

「聞く」ということは、日常生活を送るときにお話ししたり、車などの危険を知る意味でも大切だからね。

聞こえのお困りの方やそれ以外の方にも大切や法律になりそうね。
補聴器の寿命に関わること!
5年というのはあくまでも目安になります。
では、一体補聴器の寿命にはどんなことが関わってくるのでしょうか?
- 使用する環境
- 使用した年数
- お手入れの頻度
- 取り扱いの方法
使用する環境


使用する環境について、お家でゆっくりと過ごされている方もいればバリバリと働いている方もいらっしゃいます。
また、お仕事する場所もオフィスの中に比べると工事現場では粉塵などの影響を受けてしまいます。

バリバリ働く人は、汗をかいたりもするしね。

補聴器は電子機器だから汗とか埃とかには弱いものね。
使用した年数


使う時間について、補聴器も電子機器なので携帯電話などと同じく「機械的な寿命」があります。
より長時間使うとその分、内部の部品等々の劣化もはやくなります。

これは仕方のないものね。

補聴器は使ってこそ、聞こえの助けになるものだからね!
より多く使うことによって脳が補聴器からの音を覚えて
より音に馴染んでいくよ!
お手入れの頻度


補聴器は身体に密着させていて且つ、耳の中にいれるものなので、耳垢や汗の影響をうけやすくなります。
電子機器である補聴器は、水分や汚れは故障の原因の一つとして挙げられます。

耳垢や汗が補聴器の内部に入って故障してしまうこともよくあるみたいだから注意が必要ね。。

新しい補聴器の中には、防塵防水機能がついているものもあるけど、絶対に故障しないものではないからね。
取り扱いの方法


補聴器をつけたり外したりするときに無理に力を入れて行ってしまうと補聴器を落としたりして破損してしまう可能性があります。
また、耳にかけるタイプの補聴器では、細いチューブが断線してしまう可能性もあります。

最近の補聴器は、より小型なものが増えてきているから、より丁寧な扱いが必要ね。
補聴器を出来るだけ長く使って頂くためには
- 取り扱い説明書をみて正しい取り扱いを知る。
- 定期的なメンテナンスお掃除をする。
取り扱い説明書をみて正しい取り扱いを知る。

補聴器を購入すると必ず、補聴器の取り扱いに関しての方法についての説明書が同封されています。
説明書には基本的な取り扱い方法と注意点が掲載されています。また、補聴器販売店でもお尋ねして頂いても大丈夫です!
定期的なメンテナンスお掃除をする。


定期的なメンテナンスによって、補聴器を清潔に保ち、より故障のリスクというものを軽減をします。
メンテナンスの方法に関しては、過去の記事で紹介させていたただいておりますので、ご興味がある方はご参照下さい!
まとめ
今回は補聴器の寿命に関して書かせて頂きました。
決して安い買い物ではない補聴器、今回のブログの内容を通してお使いの補聴器に関して
一つでも参考になることがあれば嬉しいな思います!
この記事を書いた人

- あいち補聴器センター言語聴覚士
-
言語聴覚士として勉強した知識を生かして聞こえについての情報を発信していきます!
水泳と走ることが好きです。
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