補聴器の電池の取扱いについて②

前回は補聴器用電池の基礎と使用方法と種類について書かせて頂きました。

今回は、補聴器電池の取扱い時注意点や処分の方法について書かせて頂きます。

これから寒くなる時期に大切になることも数点ございますので、ぜひご覧頂ければと思います!

補聴器用電池の取扱いの注意点!

補聴器電池を取扱いの際に、大切になってくる注意点を4点書かせて頂きたいと思います!

①保管場所の注意点

高温・多湿
高温・多湿を避けましょう
乾燥
電池本体は乾燥は苦手です

室内で高温多湿、乾燥を避けて保管します。

室温は15〜25度を理想としています。

冬場の低温と窓を閉め切った状態(二酸化炭素濃度が高くなる状態)は補聴器用電池にとって厳しい環境下では 約30〜40%寿命が短くなることもあります。

②低温時の注意点

電池
冬の寒い時期は電池を温めてあげるとよいでしょう
握る
約1分間温めるようにします

気温が低いと、電池本来の性能が発揮できません。補聴器用電池を約30秒〜1分程度手で暖めてからお使いをおすすめします。

③使用期限の注意点

電池裏
補聴器電池によって記載してある場所は異なります!

電池パックの上部や下部などに電池の使用期限が記載されています。

また、使用済みの電池をバッテリーロッカーに入れておくことも危険です。

使用済みの電池を放置しておくと液漏れを起こす場合があります。液漏れにより電池の接触不良など補聴器の故障の原因にもなります。

④日々の取扱いの注意点

乾燥ケース1
バッテリーロッカーから電池は外します
乾燥ケース2
電池は乾燥ケースには入れないようにする方がよいです!

乾燥ケースなどに入れる場合、電池をバッテリーロッカーから取り外して使用するようにしましょう!

補聴器本体は乾燥を嫌うため、乾燥ケースや乾燥器をおすすめしますが、補聴器用電池は乾燥を避けるのが好ましいです。

そのため、補聴器本体だけを入れて、乾燥が苦手な電池は一緒に入れないようにしましょう。

補聴器電池の処分方法

電池セロハンテープ
電池の電極部分にセロハンテープやビニールテープを貼ります!

廃棄するときは、電極部分にセロハンテープやビニールテープを貼ります!(電池の面同士が接触し、ショートすること防ぐため)

後は各自治体のルールに従って下さい。もしくは、補聴器販売店で電池の回収を行っているところもあります。

当店でも、使用済み電池の回収を行っておりますので、ご来店際は、ご利用くださいませ。

まとめ

今回は、前回に引き続き補聴器の電池に関して書かせて頂きました。

少しでも快適な補聴器ライフの手助けになれば幸いです。