2025年夏、デフリンピック東京開催!
1924 年から始まった、聴覚障がい者のための国際スポーツ大会「デフリンピック」というものがあります。この度、第 25 回大会は 2025 年に東京で開催されることが決定しました。
デフリンピックとは?


「デフリンピック(Deaflympics)」は、聴覚障がい者のためのオリンピックになり 1924 年から始まりました。
「デフ」とは英語で「deaf(聞こえない人、聞こえにくい人)」という意味です。
オリンピックやパラリンピックと同じく 4 年に 1 度の開催で、夏季大会、冬季大会が交互に行われております。
2017 年夏季大会では参加選手数 2855 名、86 カ国/地域が参加するなど過去最高を記録。
世界的にも注目度が高まってきています。
デフリンピック競技種目について
夏季大会や冬季大会それぞれ多種多様な種目が行われます。
以下主な種目になります。
夏季大会の主な種目


- 陸上
- バドミントン
- バスケットボール
- ビーチバレーボール
- ボウリング
- 自転車
- サッカー
- ゴルフ
- ハンドボール
- 柔道
- 空手
- マウンテンバイク
- オリエンテーリング
- 射撃
- 水泳
- 卓球
- テコンドー
- テニス
- バレーボール
- レスリング
冬季大会主な種目


- アルペンスキー
- クロスカントリースキー
- スノーボード
- アイスホッケー
- カーリング
- アルペンスキー
- クロスカントリースキー
- スノーボード
- アイスホッケー
- カーリング
冬季大会では、スキーやアルペンスキー、スノーボードなどのウィンタースポーツが競技種目として取り上げられます。
デフリンピックの特徴


デフリンピックは、通常のオリンピックと同様に、各国から選手が集まります。
大きな特徴としてコミュニケーションの全てが国際手話で行われます。
様々な文化や言語を持つ人々が競技では勿論、手話を通して情報や価値観の交流が行われます。
競技はスタートの音や審判の声による合図を視覚的に工夫するするために、足下のライトの点灯でスタートを知らせたり、わかりやすく旗を振ったりするなど、各競技それぞれで視覚を使った競技運営が行われています。
また競技中の補聴器の使用は身体の安全の確保のため、補聴器の使用は禁止されています。
まとめ
今回はデフリンピックについて書かせて頂きました。
今後も新しい情報がで次第、記事にしていきたいと思います。
この記事を書いた人

- あいち補聴器センター言語聴覚士
-
言語聴覚士として勉強した知識を生かして聞こえについての情報を発信していきます!
水泳と走ることが好きです。
この投稿者の最新の投稿
聞こえについて2025年1月21日岡崎市医師会 健康教育講座「"聞こえなくなる病気"と耳鳴り、補聴器について」2025年2月2日(日)
聞こえについて2025年1月1日聴覚情報処理障害(APD)・聞き取り困難症(LiD)と補聴援助システム「ロジャー」について
補聴器2024年6月6日補聴器の買替のタイミングについて
聞こえの応援団2024年4月14日デフリンピックの競技はどう行われているのか?