【補聴器フォーラム東海2023】ウインクあいちにて市民講座開催『難聴者が補聴器を使うために』2023年11月26日(日)
2023年11月26日(日)に、ウインクあいちにて『補聴器フォーラム東海2023』が開催されます。
会場では『難聴者が補聴器を使うために』という内容で市民講座が開かれます!
『難聴者が補聴器を使うために』について

市民講座では、東海三県の日耳鼻補聴器キーパーソンの医師(三重県:臼井智子医師、岐阜県:奥田弘医師、愛知県:柘植勇人医師)が講師として登壇されます。
内容について


日本での補聴器購入者の満足度が欧米より低い現状があります※1
何故このような事になっているのか?
耳鼻咽喉科医がその理由をわかりやすく説明します。
講座内では、補聴器を購入したものの、満足されず補聴器外来に来院された患者様の実例を交えて紹介されます。
そこから見えてくる『世間での補聴器販売の課題』をお話しされます。
市民講座では、適切な調整を実現するためのお勧めの流れをお話しします。

確かに補聴器の満足度は大きく違うね。

補聴器は、メガネと違って時間をかけて調整が必要なものだけれども、実際は売りっぱなしであったり、価格だけみて買ったりして合わないものを使ってる方は実際に多いと思うね。
※1 欧米諸国の補聴器満足度は一例をあげるとフランスは82%、イタリアは79%、ドイツが77%、オランダが76%でありました。(2022年)日本の補聴器満足度は50%(認定補聴器技能者のフィッティングを受けた場合は64%)
講座に先立って講師の先生方よりコメント


講座に先立ち講師の先生よりコメントが記載されておりました。以外一部を抜粋させて頂きました。
①補聴器の適切な調整には、最短で少なくとも1〜2ヶ月要すること
補聴器はじめて付けると、ことばの聞こえ方や周りの環境の音が180度ガラッと変わります。そして、一般的に聞こえ辛い状態が長く続いていたり、ご高齢になるほど調整に時間がよりかかると言われております。
補聴器調整に必要な数ヶ月間『難聴状態からのリハビリ期間』と呼ばれており、患者様と補聴器調整担当者双方の一歩一歩の歩みが必要となります。
② 適切な調整のためには「補聴器を着けた状態での検査(測定)」が必要となる
聴力測定はメガネ店などでも良く看板などの宣伝で良く見かけます。聴力測定ではなく、その補聴器の調整が客観的指標でしっかりと効果が出ているものなのか?などを見極めるためにも『補聴器をつけた状態の検査(測定)』は必須となります。
しかし、日本においてはあまり行われていない実情があったり、そのようなものがあることを知られていない現状があります。
講座の詳細
日時:2023年11月26日(日)14時〜15時
場所:ウインクあいち大ホール(2階)(愛知県産業労働センター)愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38
申込方法:下記URLより応募(事前予約制・先着順)
この記事を書いた人

- あいち補聴器センター言語聴覚士
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言語聴覚士として勉強した知識を生かして聞こえについての情報を発信していきます!
水泳と走ることが好きです。
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