話題のデジタル聴診器「ネクステート」のご紹介!
病院やクリニックで聴診器を使って診察をされたことは、誰もが一度はあるのではないでしょうか?
聴診器というと、お医者さんがつけていて「チューブ繋がっていて、丸い部分で音を聞く」イメージが強いと思います。
長い間チューブで繋がっているものが当たり前でしたが、デジタル技術の発展により聴診器もワイヤレスで接続が出来るものが誕生しました。
それがデジタル聴診器「ネクステート」です!!
このネクステートは、聞こえに困っている方にとって役に立つ可能性もあると言われています。
今回はネクステートがどんな製品であるのかをご紹介をさせて頂きたいと思います!
デジタル聴診器「ネクステート」とは?
今までの聴診器は丸い部分(チェストピース)で音を拾い、チューブを通して音を聞くという方法を使っていました。
ネクステートは「Bluetooth」という近い距離同士の電子機器の通信を行う電波を使って音を届けます。そのため、ネクステートは線が絡まったりする煩わしさがありません!
Bluetoothは身近な例でいうと、最近主流のワイヤレスイヤホンに搭載されています。
そして聴診器の種類は限られていますが、ネクステートはお手持ちの聴診器のチェストピースを本体に取り付けることでデジタル聴診器として使用ができます。
ネクステートについての公式の情報は以下のサイトからご覧いただけます!
ワイヤレス接続ができるようになったことはわかったわ!
でも、それによってどんな変化があったのかしら?
デジタル聴診器「ネクステート」による変化!!
開発から200年変化のなかった聴診器に変革を起こした。それは、社会を変えるのに大きな資本や多くの社員が必要ないことを証明したと言えるだろう
Nexstethoの商品ページより引用
実際にどんな変化がおきたのでしょうか?一つひとつみていきましょう!
1. 患者さんと直接対面することなく聴診ができる!
デジタル聴診器はワイヤレス接続が出来るので、患者さん自身に聴診器を当てて頂き、お医者さんは少し離れたところにいても聴診することが可能です。
コロナウイルスで人との接触を減らすという面では画期的なことと言えます!
実際使ってみた所、チェストピースを心臓にあててもらって約3mくらい離れた時でも音が聞こえたよ!
実際の現場では、ビニールカーテン越しに患者様に聴診器をあててもらって聴診している病院もあるそうよ!
2. 耳の負担が少なくなる!
今までの聴診器は耳栓部分が耳に強く食い込むために長時間つけていると耳が痛くなってしまいます。
ネクステートは、お手持ちのイヤホンやヘッドホンと有線接続、ワイヤレス接続ができますので、使用する方の耳にあったものを選択できます!
普通の聴診器だと10分つけているだけで痛かったわ!
今使っているお気に入りのイヤホンやヘッドホンが使えたら快適に使えるかもしれないわ!
3.聞こえに悩みがある方にも使える可能性がある!
ネクステートの本体にはボリューム調整やイコライザーボタン(低い音や高い音を強調して聞こえやすくする機能)がついています!
そのため、聞こえにくい音を強調させて聴診できる可能性が出てきました!
また、当店でも試験的にはありますが、ワイヤレス機能のついている補聴器とデジタル聴診器ネクステートとも接続を試してみた結果、接続は可能でした!
確かに聴診器を使用されている方の中にも、聞こえに困っている方はいるものね。
聞こえに困っていると言っても、高い音が聞こえにくい方、低い音が聞こえにくい方色々な方がいるからね。
聴診器を仕事で、使ってる人もお医者さん、看護師さん、獣医さんとたくさんいらっしゃるね。
そうよねぇ。そして診療科もたくさんあるから、診療科の違いにもよって聞きたい音ってのも変わってきそうよね。
その通り!心臓の音一つとっても、高い音を必要とする場面、低い音を必要とする場面があるからね。
使えるようになったら、色んな人のためになりそうだね!
まとめ
デジタル聴診器「ネクステート」について
- 「ネクステート」とはワイヤレス接続ができるようになったデジタル聴診器。
- ネクステートの登場によって「患者さんと直接対面をしない聴診」、「耳への負担の軽減」、「聞こえに困った人の活用ができる可能性」など様々な変化をもたらした。
今回は、デジタル聴診器「ネクステート」について書かせていただきました!
私自身言語聴覚士というリハビリの仕事をしていた際は、聴診器を良く使用していましたので、次回以降では実際に使ってみての感想など書けていけたらなと思っております!
この記事を書いた人
-
言語聴覚士として勉強した知識を生かして聞こえについての情報を発信していきます!
水泳と走ることが好きです。
この投稿者の最新の投稿
- 補聴器2024年6月6日補聴器の買替のタイミングについて
- 聞こえの応援団2024年4月14日デフリンピックの競技はどう行われているのか?
- 補聴器2024年4月5日お耳の障害手帳をお持ちの方の補聴器の購入について~「②お耳の障がい手帳習得後から補聴器の購入に至るまで」
- 聞こえについて2024年3月17日各地方自治体(市区町村)の補聴器購入費助成制度について