デジタル聴診器「ネクステート」で色んな音を聞いてみよう!
前回の記事では、電子聴診器ネクスートの紹介をさせて頂きました。
今回はこのネクステートを使った試聴の感想を書かせて頂きたいと思います!
電子聴診器「ネクステート」の概要についてはこちらの記事からご覧頂けます。
そもそも聴診器の音はどうやって聞くの?
聴診器の身体にあてる丸いパーツを「チェストピース」と言います。
このチェストピースから音を拾い、チューブを通して音が聞こえてきます。
右の画像の赤い丸がチェストピース、緑色の丸の部分を耳にかけて音を聞きます!
チェストピースは、心臓の音とか聞いてもらう時にあててもらう所よね! 少しヒヤッとしてびっくりするわよね。
チェストピースの表面と裏面の違い
このチェストピースは表面と裏面で聞こえる音が変わります。
表面
チェストピースの表面は真っ平な方で「膜型」と言います。高い音が聞きやすい音です。
裏面
チェストピースの裏面は小さい面の方で「ベル型」と言います。低い音が聞きやすいです。
チェストピースの取り外しについて
聴診器のチェストピースは取り外しが可能となっています。
ネクステートは取り外したチェストピースを本体に差し込み使用することが可能です。
ただし、対応できるものが限られていますので、以下のリンクからお手持ちの聴診器が対応しているかの確認をして頂けます。
デジタル聴診器ネクステートで出来る音の調整
今までの聴診器は、聞こえてくる音の大きさや高さの調整というものが出来ませんでした。
デジタル化した聴診器ネクステートでは、以下の音の調整が可能です!
1.ボリュームの調整
本体左側にボリュームダイヤルがついてます。下から上に回すと大きくなり、上から下に回すと小さくなります。
2.音の高さの調整
黄緑色の丸で囲んだ部分が音の高さを調整が出来るボタンです。
一番上のボタンを押すと低い音が強調されます。
その次の下のボタンを押すと高い音が強調されます。
デジタル聴診器で音を聞く準備!
今回使用したもの
- 使用したチェストピース
3Mリットマン(R)クラシックII ステソスコープ 小児用聴診器 - 使用したワイヤレスイヤホン
Anker Soundcore Life NC(ネックバンド型) - 使用した補聴器
ファナック オーデオM-R M50
ネクステートは、Bluetooth対応のワイヤレスイヤホンやヘッドホンでの聴診をすることが可能です。
補聴器を専門に販売している当店で取り扱っている補聴器もBluetooth対応のものが主流となっており、実験的に補聴器とつないでみた所、接続ができました!
なので、今回はワイヤレスイヤホンと補聴器の両方で音を聞いてみました。
心臓の音をデジタル聴診器「ネクステート」で聞いてみよう!
心臓のドクンドクンという音を聞いてみました!この音は、低い音と言われています。
心臓の音は、ワイヤレスイヤホンと補聴器ともに音は聞くことが出来ました。
ネクステートで低音を強調するとワイヤレスイヤホン、補聴器ともによりはっきりと聞こえるようになりました。
ワイヤレスイヤホンは低い音が振動として伝わってきて、聞きやすく感じたわ!
補聴器の音はワイヤレスイヤホンよりも優しい音質に聞こえたよ!
音楽を聴くためにイヤホンは音の迫力を出すために低い音を強く出すものもあるってきいたわ!
対して補聴器は人の声を聞く事を大切にしているから、イヤホンと補聴器の音の違いが出てくるかもね!
呼吸の音をデジタル聴診器「ネクステート」で聞いてみよう!
呼吸のヒューヒューという音を聞いてみました!今回は首の横にチェストピースあててます。
この音は、低い音と言われています。
呼吸の音は、ワイヤレスイヤホンと補聴器ともに音は聞くことが出来ました。
しかし補聴器では、音が割れてヒューヒューではなくバリバリと聞こえてしまうことがありました。
ワイヤレスイヤホンは呼吸のヒューヒューという音がしっかりと聞こえたわ!補聴器からの音は音が割れてしまい、少しびっくりしてしまったわ!
ネクステートで高い音を強調してから、さらに補聴器でも音を強調してしまったからかもしれないね!
まとめ
今回のまとめ
- 本体の横にボリュームのダイヤルを使い、音量の大小が調整できる。
- 本体の右上についているボタンを使い、音の高さの調整ができる。
- Bluetooth対応の補聴器は接続可能であったが、高い音を聞くときに少し音が割れてしまうことがあった。
- 今回使用したワイヤレスイヤホンでは、心臓低い音は聞きやすい。
今回は、私自身がもっている聴診器とワイヤレスイヤホン、そして当店で取り扱っている補聴器を使い、
デジタル聴診器ネクステートで心臓の音、呼吸の音を聞いてみました。
聞きたい音を強調したり、自分自身のお気に入りのイヤホンを使えることは画期的で凄いなと感じました。
また、今回は実験的に補聴器とネクステートを繋げて使用しましたが、今後聞こえにお困りで補聴器を使っている方に向けた聴診器が登場したら、より多くの聞こえにお困りの方に対してお役に立てるのではないかと感じました!
この記事を書いた人
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言語聴覚士として勉強した知識を生かして聞こえについての情報を発信していきます!
水泳と走ることが好きです。
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