補聴器の音に慣れるまで②

前回のブログでは、なぜ補聴器の音に慣れるのは時間がかかるのか?について書かせて頂きました。今回は慣れるためには具体的にどうしたらいいのかについて書かせて頂きます。前回のブログはこちらからご覧頂けます。

補聴器はつけて直ぐに聞こえない!?

脳イメージ
音は最終的に脳で処理されます
騒音イメージ
色んな音が入るため最初は騒がしいと感じられるかもしれません

聞こえは「脳」で行うものであり、補聴器の音に慣れるのに早い方で約3週間、ゆっくりの方で2〜3ヶ月かかると言われていると書かせて頂きました。

補聴器をつけて初めての頃は、今まで聞こえていなかった音が聞こえたり、音質が変わってしまい、「辛い」と感じられるかたも多数いらっしゃいます。そして耐えられなくなり補聴器をつけることを諦めてしまう方もいます。

まず補聴器をつけてすぐ「聞きたい音だけ聞こえるようになる」ものではなく「徐々に段階を踏んで慣らしていく」ものと理解して頂き
以下のことも参考に補聴器をつける練習をして頂ければ幸いです。(機種選びや調整が適切でない場合もあります)

補聴器の音に慣れるための方法

次からは補聴器の音に慣れるための具体的な方法について書かせて頂きたいと思います!

❶家の中でも静かな場所から始めていく

静かな場所
生活音イメージ

まずは「補聴器をつけること」に慣れる必要があります。

人の足跡や、扉を閉める音など新たに聞こえてくる音に一つづつ確かめていきましょう。

お耳が疲れたなと感じた場合、少し補聴器を外して休ませてあげて下さい。

❷毎日つけることを忘れない

継続は力

毎日つけ続けないと補聴器を通しての音を脳が忘れてしまいます。1日つけて次の日休むより、毎日少しづつでもつける方が早く音に慣れてきます。

可能ならば終日装用(1日中)が理想で最終的にはそこを目指していきますが、お耳も身体と同じく慣れないことを行うと疲れてしまいます。

例えば「休憩も挟みつつ半日を目指す!」など目標を立てて少しずつ長くつける時間を増やしていって頂きたいです。

福祉くん

人によっては感じ方が違うので、補聴器販売店のスタッフや耳鼻科の先生などと相談しながら目標を立てていくと良いと思います!

❹過ごす環境を徐々に増やしていく

一対一の会話
スーパーでの買い物

補聴器をつけはじめてすぐに、騒がしいスーパーマットであったり、会話が飛び交うような会議の場面では負担が大きくなってしまう場合もあります。
まずは静かな環境で、次に一対一の会話→少人数の会話のように少しずつ環境をステップアップさせていくとよいでしょう。(性能によってはそのような場での雑音を抑える機能はついてはおりますが、慣れは必要になります)

❺定期的なフォローアップ

サポート
調整イメージ

補聴器販売店に、時折を運んでいただき(使いはじめは週に1回程度が理想)必要に応じた調整を行うことをおすすめします。来店された際には、日常生活で補聴器を実際に使ってみて気になったことや気づいたことをお伝え下さい。(もう少し音量がほしい、男性の声が聞きにくい、テレビの音が小さくても大丈夫になった等)内容に応じて必要な調整を行い、音作りを行います。

また販売店にもよりますが、補聴器をつけての効果測定(数値上で補聴器をつけた状態とつけてない状態でどれだけ聞こえが変わったか)を行い、補聴器の効果の確認と、よりよい音の調整に役立てていきます。

まとめ

一旦聞き慣れた音からから補聴器を通して聞く音に慣れるためにある程度期間は必要になります。

最初は違和感や煩わしさを感じられる方や補聴器を使っていく中で様々な疑問や問題が生じる方もいらっしゃいます。

そういった場合、販売店に一度相談して頂きながら、焦らずゆっくりその方に合わせた音作りをして頂ければなと思います。