日本の補聴器調査『JAPAN TRAK(ジャパントラック)2022』が公開!
日本補聴器工業会(JHIMA)より日本国内の補聴器調査JAPAN TRAK(ジャパントラック)2022が公開されました。
今回は、こちらの調査結果をまとめたものを書かせて頂きます!
補聴器調査JAPAN TRAK(ジャパントラック)とは?
一般社団法人日本補聴器工業会が『聞こえの不自由さ(難聴)』や『補聴器の使用に関して』1万4061人を対象に調査した結果をまとめたものです。
過去3回(2012年、2015年、2018年)に行っております。
今回が3回目の調査になるのね!
どんな結果になっているのか、幾つかをご紹介するよ!
補聴器の満足度の改善!
前回のJAPAN TRAK2018では、日本における補聴器の満足度は『38%から50%』と改善されました。
特に認定補聴器技能者※1が携わったものに関しては満足度は『64%』であり嬉しい結果となりました。
依然、欧米諸国と比較すると低い水準ではありますが、少しずつ変わっていっているのが分かりました。
※1 認定補聴器技能者とは、財団法人テクノエイド協会が、厳しい条件のもと、基準以上の補聴器に関する知識や技能を持つことを認定して付与する資格。当店では2023年2月現在、2名在籍しております。
認定補聴器技能者がいると補聴器の効果測定や一定の知識とかもあるからいろんな視点から補聴器選びをサポートしてくれるよ!
餅は餅屋ではないけど、専門家に任せる方が安心ね!
補聴器をもっと早くつければよかった!
補聴器所有者全体の 51%が「もっと早く補聴器を使用していればよかった」と回答されていました。
その理由として、「会話のしやすさの向上」・「精神的な安心感」など理由は様々ですが、何かしらの生活の質 (QOL) が 向上しているとのことでした。
もちろん、適切な調整や補聴器の音になれることは必要だけど、ゆっくり時間をかけて自分自身の音作りをすると聞こえる安心感とかが得られるということかもしれないね。
その方の生活がより豊かになると補聴器を取り扱ってる販売店として嬉しいですわ!
仕事に役立つ!
仕事をされている補聴器所有用者の 90%が「補聴器が仕事上で役に立っている」と回答されていました。
その主な理由として、難聴の対策をすることにより、円滑なコミュニケーションを図りやすくなり、出世、能力に見合った仕事の提供、より高い報酬の獲得に寄与しているなどが挙げられていました。
アプリを使って調節したりして会議や作業の時に役立てたりするひとも多いみたいだね。
そうね、あとはワイヤレス機器を使ったりしてリモート会議中の聞こえや仕事や講演会の時に役立てたりする人もいるわよ!
補聴器は抵抗感がある、、
難聴を自覚しているが補聴器を使用されていない方対象の調査では「煩わしい(61%)」「恥ずかしい(41%)」と回答があり日本における補聴器自体に対しての抵抗感がある可能性が高いと考えられます。
確かに昔の補聴器だと目立つタイプも多かったからね。
昔と違ってカラーが豊富になってオシャレになってきてるわよ!
あとは目立ちにくい小型の補聴器の取り扱いもあるしね!
まとめ
補聴器を取り囲む環境は常に変わっていきます。満足度も上がったとは言え、欧米諸国に比べるとまだまだ低い水準であったり、補聴器の抵抗感がある方も一定数いらっしゃいます。
聞こえのお困りの方に対してどのようにしたら、よりよい補聴器やサービスが提供できるのかを改めて考えたいなと感じました。
この記事を書いた人
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言語聴覚士として勉強した知識を生かして聞こえについての情報を発信していきます!
水泳と走ることが好きです。
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