6月6日は『補聴器の日』!
6月6日は「補聴器の日」です。
補聴器の日とは、1999年に補聴器販売店の団体「日本補聴器販売店協会(補聴器販売店の中心団体)」と「日本補聴器工業会(補聴器メーカーの集まり)」が補聴器をもっと広く知ってもらいたい、身近なものになってもらいたいという願いを込めて制定された記念日になります。
補聴器の日になった理由
6月6日に制定された理由としては「6」を2つ向かい合わせにすると「6と∂」のようになり、耳のように見えることが由来とされています。
補聴器に関する情報が多く流れるようになりました!
最近広告で補聴器や集音器など多くの情報が溢れています。
最近だとチラシやネット広告で色んなものがあるよね!
補聴器って書いてあるものや集音器って書いてあるものがあるわよね。
でも、何が違うのかって言われるとわからないわ…
昨年の記事でも紹介しましたが、改めて補聴器と集音器の違いについて簡単に説明させて頂きたいと思います。
補聴器と集音器の違い
- 補聴器は医療機器。集音器は音響機器。
- 補聴器は1台約10万円程度から約50万円程度と幅広い。集音器は両耳で約1万円から約3万円程度。
- 補聴器の音の調整はオーダーメイド。集音器の音の調整はボリュームの大小のみ。
簡単に違いを説明
補聴器はペースメーカーと同じで『管理医療機器』です。
補聴器の専門家である補聴器技能者や言語聴覚士など資格を有する者が販売するのが望ましいとされています。
補聴器は、軽度~重度難聴に幅広く対応ができ、一人ひとりの聴力に合わせていきます。
オーダーメイド補聴器(耳あな型)など耳のカタチに合った補聴器にできます。
管理医療機器になるので、その方に合わせた調整(設定)をするので、その方しか使用できないものになります。
価格も1台約10万から約50万円と幅広く設定されています。
集音器はイヤホンとかと同じ音響機器になります。
主に軽度~中度難聴用で重度用もあるが、音の高さに合わせた調整が出来ないものが多く、人によっては、使いづらかったり、耳を悪くする危険があります。
そのため価格は補聴器に比べるとお値打ちで1台約1万円から約3万円となっています。
以前の記事はこちらからご覧いただけます。
まとめ
以前に比べると『補聴器』認知はされてきていますが補聴器ってどんなものなのか?と聞かれるとまだまだ「音を大きく聞くためのもの」という認識の方が多いと思います。
少しずつ知っていただき、数ある選択肢の中から補聴器というものを選んで頂けたら嬉しいなと思います。
この記事を書いた人
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言語聴覚士として勉強した知識を生かして聞こえについての情報を発信していきます!
水泳と走ることが好きです。
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