補聴器をつけている方必見!耳垢掃除の方法

補聴器を付けていると付けていない状態に比べるとどうしても耳垢(みみあか)が溜まりやすくなります。

また夏の暑い季節や湿気の多い時期では蒸れやすい状態でもあります。

今回は耳垢掃除について書かせて頂きます。

耳垢掃除について

耳垢掃除
耳垢掃除をすると心地よいので毎日する方もいると思います
健康イメージ
正しく耳垢掃除をすることでお耳をより良い状態に保つことが出来ます

耳の中が気になって毎日掃除をする人もいれば、逆にほとんど手入れをしない人両方いると思います。

正しい耳垢掃除をすることでお耳の健康、補聴器ともに良い状態に保てることもあります。

是非正しいやり方で快適な補聴器ライフを送りましょう。

耳垢掃除の頻度とやり方について

耳かきされる犬

ここからは具体的に耳垢掃除に書かせていただきます。

耳掃除に使用する道具について

綿棒
耳かき棒

使用するものについて綿棒、耳かき棒でご自身が慣れたものをお使い下さい。

乾燥した耳垢の方は耳かき棒、湿った耳垢の方は綿棒をお使いの方が多いですか、どちらでも大丈夫です。

耳掃除のやり方について

耳断面図イメージ1
耳断面図イメージ2

頭を正面からスライスした耳の断面図になります。

耳垢がよく溜まりやすいのは、耳の入り口から約 1 ㎝のところです。(鼓膜までの距離は約 3 ㎝です。目視して見える範囲に留めておきます)

上記の部分を軽く拭う程度で大丈夫です。やり過ぎや奥の入れすぎに注意しましょう。

何故耳の入り口から1センチ程度で良いのか?

ベルトコンベアイメージ

奥の方の耳垢は外耳道の皮膚はベルトコンベアのように耳垢の外側へ運ぶ仕組み(自浄作用)があります。

お年を召されている方や小さいお子様はこの自浄作用が弱く耳垢は溜まりやすくなります。

耳垢掃除をする頻度はどれくらい?

頻度としては 2 週間から 1 ヶ月に 1 回程度で十分です。
耳垢が溜まりやすい方、湿性タイプ(ベタベタしたタイプの耳垢)の方は
耳鼻科医さんに定期的に掃除をしていた抱くことをお勧めします。

耳鼻科医に行く頻度は?(耳垢が溜まりやすい方、湿っぽい耳垢の方)

耳の状態にもよりますが、頻度としては 3〜4 ヶ月に一度程度で大丈夫です。

耳掃除だけで受診しても大丈夫かな?とお考えの方もいらっしゃると思いますが、耳垢が詰まると聞こえが悪くなったり他にも様々な影響が出る可能性もあります。

実際に耳掃除で受診されている方も多数いらっしゃいますので、一度耳鼻科医さんにご相談頂ければと思います。

家庭での耳垢掃除と耳鼻科での耳掃除の違い

耳鼻科医耳垢掃除
耳鼻科医で行う耳垢掃除は普段できない部分の掃除行うことが可能です
赤ちゃん耳垢掃除
ご家庭で行う場合は耳の入り口から約1㎝程度で大丈夫です

上に書かせていただいた通り、ご家庭で行う耳垢掃除は耳の入り口から約 1cm 程度で行います。

耳鼻科医さんで行う耳垢掃除は更に奥にこびりついた耳垢の除去や耳垢水(じこうすい)と言われる耳垢をふやかしてとる水を使用したりして安全に除去を行います。

当店でも取り扱っている耳垢掃除グッズ!

耳ゴリラ

耳ゴリラ

付属のローションを綿棒に垂らして使用します。

ローションが耳の中に溜まった耳垢をごっそり取り除いてくれます。

使用感も爽やかで暑い夏にもおすすめです!

こびりついた耳垢や細かい耳垢も一緒に取り除くことができます。

また、使い心地も爽やかで暑い時期や海やプールに多く入るこの時期には特におすすめです!

価格は税込みで1600円です。

まとめ

今回は耳垢掃除について書かせていただきました。

やり方によっては、耳を傷つけたりしかねない耳垢掃除ですので、正しいやり方と頻度で行っていただければと思います。

この記事を書いた人

阿部
阿部あいち補聴器センター言語聴覚士
言語聴覚士として勉強した知識を生かして聞こえについての情報を発信していきます!
水泳と走ることが好きです。